2016年09月17日

お話しを途中から

フェイスブックに載せたお話しを転載します。
全部を一度に開けないので、途中からになります。

ランダムにUPしていきます。


素晴らしき仲間だよ ゆきえ
第7話

カミングアウト

親愛なる読者の皆様に作者からのお知らせ

おそらく優れた本文に夢中になる余り、誰も気付いていないことと思うが、この小説は章ごとにタイトルが変わっている。

もう忘れてしまったが
最初は英語のタイトルだった。

2回目以降は日本語。
そこのあなた 見返さなくていいからね。
作者だってテキトーに決めているんだから。

この調子だと
最終的にどんなタイトルになるか分からないが、章ごとにタイトルが違う小説部門1位を目指します。

ボーカル坂井泉水を中心とする、録音する度にメンバーが変わるバンド
に何だか似てるなあw

それでは こっから本文です!

乾杯してその後

3人は天ぷらについて、それぞれの思うところを喋りまくり
気づけばやがて1時間が経とうとしていた。

そろそろ

彼がやって来るはずだ。
彼は時計の秒針より時間に正確だと言われている男。



5分経過

はて?

10分経過

あれれ?

20分が過ぎようとしたその時!

シュパリン!

彼がそこに立っていた。
気付くとそこにいたのだ。

抜く手も見せぬ
とは時代劇ではよく言われる言葉だが
ドアが開くのを誰も見ていない。

やあ!
彼は笑顔をみんなに投げかけた。

あの曲を入れましょう。
女性は、男性に促した。

そう 彼がカラオケで必ず歌うあの曲だ。

僕が入れるよ。
男は先にデンモクを操作し、部屋のディスプレイには、あの曲のタイトルが表示された。

彼は、テーブルのマイクを手に取ると

お〜とこは〜 ま〜つりを〜

グガ ワーン!

圧倒的な声量だ。

不用意に声を聞いた男性は、ソファーの端から端に吹っ飛び

ウットリと中空を見つめていた女性は、その下あごに声の直撃を受けたらしく、顔が上に跳ね上がり、その勢いのまま後ろへと倒れた。

男は自分で曲を入れたので、肩を丸めて警戒態勢を取っていたのだが、衝撃波のような声の圧力を背中に浴び、床に押し付けられてしまった。

3人とも
その姿勢のまま、曲を終わりまで聞く事となった。

歌い終わった彼は、マイクをテーブルに戻そうとして、3人の奇妙な態勢に気付き、しまったという顔をした。

これがステージだったら
客席との高低差もあり、あちこちに配置されているスピーカーからの音圧も手助けとなって、だれも倒れたりはしないのだ。

ただ賢い彼のことだから
次に歌う時には、この空間に合わせて音量を調整するだろう。

元の位置に戻る3人

ねえ どうして遅くなったの?
女性の問いに

それはね
彼は答えようとしたのだが、長くなりそうなので彼のお喋りは、次の章に譲る事にする。

カミングアウト
で長く書き過ぎてしまったなあ。

彼よ ごめんね。

つづく



Posted by もんじゅ at 21:33│Comments(3)
この記事へのコメント
私の淡い初恋の人の名前が出てびっくりです(笑)
Posted by 石鹸マン at 2016年09月19日 15:20
ゆきえさんですか?

いい名前ですね。

タイトルに仲間があるので
流れでゆきえと書きましたw
Posted by もんじゅもんじゅ at 2016年09月22日 07:28
そうですね。生5の頃でした。好きだよと言えずに~初恋は~って感じですね。もう38歳になってるはずです。
Posted by 石鹸マン at 2016年09月22日 15:17
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